クルマを音楽と一体化するライブな音響空間に仕立てる。カーオーディオの新たな発想と手法、ラックスマンの車載パワーアンプ。タイトなリズムを刻むベース、スリリングに切れ込むパーカッション、炸裂するホーンの熱気。カーオーディオが出会う、かつてない音楽感銘がここに。限定された再生空間、振動や騒音に囲まれた劣悪な条件。そうしたネガティブな環境のもとで、どこまで真の音楽感銘に近づくことができるか。ラックスマンのカーオーディオ・プロジェクトは、そこから始まりました。そして到達した結論、それは車室という過酷なリスニング空間を、むしろ音楽と一体化できるダイナミックな再生空間としてとらえ、音の直撃を全身で受け止める快感を徹底して追求したこと。劇的な音楽体験で、発売当初から絶賛を浴びる車載パワーアンプCM-2100 /CM-4050。そのエッセンスを磨き上げ、さらに研ぎ澄ました第2弾CM-2050は、75年におよぶホームオーディオで培った経験を、カーオーディオというフィールドに昇華させたラックスマンの新たな音楽的成果です。

さまざまな楽器の音色やリズムの切れ味を鮮明に再現するには、音が立ち上がる一瞬をとらえる初期スルーレイトの高さが不可欠です。通常、アンプ回路の特性を補正するために用いられるNFB手法が、かえって帯域の制限や音楽情報量の欠如を招いていたことにラックスマンは着目。NFBの新技術であるODNF回路を投入し、NFBによる音質の影響を極小に抑えることで、ハイスピードな応答特性を持つ自然な音楽再生を確保しました。瞬時に立ち上がるスルーレイト特性と超広帯域の実現が、楽器のキャラクターだけでなく、ライブステージの空気感も生々しく再現します。

エンジンを瞬時に回しきる車載バッテリー。その瞬発力とパワーを効率よく引き出し、音楽エネルギーに変換することがカーオーディオの使命です。CM-2050に搭載のDCハイ・イナーシャ電源は、電源回路を簡潔化し、瞬時応答能力を高めることで、カーオーディオならではのハイカレントな電源供給特性をフルに活用。まさにスピーカーをバッテリーからダイレクトに駆動するかのようなハイスピードな供給能力を与えています。

カーオーディオの楽しみを突き詰めるとアンプの役割は単なる素材であるだけかもしれません。真のエンスージアストはその素材をどのように調理するかに独自の個性を求めることでしょう。ラックスマンCM-2050は、あらゆる厳しい要求を満足させる性能を追及した上でユーザーの個性に呼応する柔軟性を求めています。基本的なシャーシ構造にはお好み次第でオプションを装備しドレスアップすることが可能。愛車へのインストールを行う際にサウンドデザインとともにコスメティックなデザインも思いの色に仕上げることができます。