L-305'

プリメインアンプ

L-305

高音質フィードバック回路ODβを搭載したトランジスタ式のプリメインアンプ
発売:2012年6月   希望小売価格(税抜):¥ 300,000

時はよみがえり、音楽がそこにある―。 ぬくもりあるウッドケースを身にまとうL-305は、往年のラックス・トーンを現代の技術で磨き上げ、音楽に刻み込まれた時代の空気をそのままに、リスニングルームによみがえらせるため誕生しました。 音楽でもっとも大切な中域にフォーカスし、適度なレンジ感とあたたかな音色を追求することで、くつろぎのサウンドを実現。 そこにもたらされたのは、柔らかく満たされたひとときです。 指先の喜びを喚起するマニュアルフィーリング溢れる操作性。 あたらしく、そしてなつかしいデザインのL-305に触れるたび、あなただけの音楽の時代が浮かび上がります。

名演奏をみずみずしく再現する往年のODβ回路を採用バイポーラ・トランジスタによる50W+50Wのパワー

1980年代から約20年間、ラックスマンの主力回路として採用されてきた、ODβ※1回路を復活させ、アナログ時代の名演奏をみずみずしく再現します。これは、直流領域と音楽帯域(交流領域)を独立ルートでフィードバックする独自の回路で、全帯域における音色の自然な統一感が得られるもの。大容量バイポーラ・トランジスタをパラレル・プッシュプル接続した出力段は、50W+50W(8Ω)のパワーを発揮。初段に採用したシンプルな一段増幅回路CSSC※2との組み合わせで、開放感のあるパワーアンプ回路に仕上げています。さらに、熱容量の大きなヒートシンクや、万全の保護回路の搭載により、長時間のリスニングでも安心してご使用いただけます。 ※1 ODβは、ラックスマン独自の帰還回路 Optimized Dual Beta の略称です。 ※2 CSSCは、ラックスマン独自の増幅回路 Complementary Single Stagger Circuit の略称です。
アルミと樹脂のコンビネーションノブ

復刻デザインの樹脂製つまみ付きノブと伝統的なウッドケースの絶妙なマッチング

往年のラックスマン・アンプに使用された、アルミ削り出し材と樹脂によるコンビネーションノブを復刻。天然突板仕上げのウッドケースと絶妙のマッチングを示します。入力はCDを含むライン3系統に加えフォノ1系統を備え、別途フォノイコライザーアンプを用意することなく、アナログレコードを存分にお楽しみいただけます。
トーンコントロール・ノブ

高/低域独立、3段階ターンオーバー切替付きトーンコントロール機能

プログラムソースやリスニング環境に合わせて、お好みの音色に調節できる、バス/トレブル独立型のトーンコントロールは、可変帯域の変化点(ターンオーバー周波数)を3ポジションから選択可能。このターンオーバー周波数はラックスマンの長年の経験から導き出したもので、もっとも効果的な調節ポイントを探すことができます(トーンコントロール回路はバイパスすることもできます)。
幅広ピッチのRCA端子

幅広ピッチの金メッキRCA端子を採用

すべてのRCA端子に、高品質な金メッキタイプを採用。左右チャンネルの端子間隔を広めにとることで、大型ケーブルの接続も容易に行なうことができます。また、シールド性能に優れた高剛性金属シャーシも特徴のひとつです。
大容量パーツによる電源ブロック

大容量EI型トランスと電解コンデンサーによるゆとりある電源供給

コンパクトなボディでありながら、強力な電源部を採用。容量300VAのカスタム仕様EI型電源トランスと15,000μFの電解コンデンサー×4の組み合わせにより、厚みのある音質を獲得しました。4本の電解コンデンサーは、正負電源用にそれぞれをパラレル接続することで実動作上の余裕が向上。これが充実した音楽再生に貢献しています。
多彩なトグルスイッチ群

操作フィーリングのよいトグルスイッチによる実用的なファンクションの数々

操作のフィーリングにこだわったオリジナル・デザインのトグルスイッチをふんだんに配置。ステレオ/モノラル切替のモードスイッチ、レコードの反りなどに起因する不要な超低域を遮断するローカットフィルター、テープデッキなどへの録音再生に便利なモニタースイッチの装備。また、スピーカーセレクター右側には、MM/MC切替、プリアンプ部とパワーアンプ部を分離使用できるセパレートスイッチを配備するなど、多彩なファンクションも魅力です。近年人気の高まっているヘッドフォンリスニングに対応する高品質出力端子も搭載しました。
2系統の大型スピーカー端子

2系統ON/OFF機能付きの大型スピーカー端子

2系統のスピーカーシステムを独立して接続することができる大型端子は、Yラグやバナナプラグにも対応。極太のスピーカーケーブルを簡単に装着可能です。接続した2つのスピーカーシステムは、別々に鳴らすことも、両方同時に鳴らすこともでき、あるいは、ひとつのスピーカーシステムをバイワイヤリング接続して使うなど、自在な楽しみ方に対応しています。

MM/MC対応のシールドケース入りフォノアンプ回路

フォノアンプ回路は、MM/MC型カートリッジ双方に対応する本格仕様。FET入力+オペアンプ構成により微小なカートリッジ出力信号を豊かに増幅再生します。また、フォノセクションを回路ごとシールドケースに納めることで誘導ノイズを遮断し、S/Nのよいアナログサウンドを実現しました。

高音質リレーやこだわりのカスタムパーツを投入

入出力の切り替えは、信頼性の高いオーディオ専用設計のリレーによるもので、長期にわたり接触不良などのトラブルからリスナーを解放。信号経路の短縮化により音質向上も果たしています。その他、ラックスマン・オリジナルのカスタムパーツを各回路の主要部に採用し、高音質を追求しました。
標準電源ケーブルJPA-10000

アルミ製小型リモコンとACインレット対応電源ケーブル付属

快適な音楽再生を提供する音量調節用小型アルミ製リモコンが付属。本体側のボリュームノブに光るインジケーターと相まって、リスニングポジションからでも最適な音量に即座に調節することができます。着脱式の電源ケーブルには、ラックスマン・オリジナル極太OFC線ノンツイスト構造のJPA-10000を採用しました。

スペック

連続実効出力50W+50W(8Ω)、75W+75W(4Ω)
入力感度 / 入力インピーダンスPHONO(MM): 3.0mV / 47kΩ
PHONO(MC): 0.38mV / 100Ω
LINE : 180mV / 47kΩ
MAIN-IN : 1V / 90kΩ
出力電圧REC OUT : 180mV、PRE OUT : 1V
周波数特性PHONO : 20Hz~20kHz(±0.5dB)
LINE : 20Hz~80kHz(+0、‐3.0dB)
全高調波歪率0.005%以下(8Ω、1kHz)
0.04%以下(8Ω、20Hz~20kHz)
S/N比(IHF‐A)PHONO(MM): 85dB以上
PHONO(MC): 69dB以上
LINE : 100dB以上
増幅回路CSSC+ODβ
出力構成バイポーラ・パラレルプッシュプル
電源トランスEI型300VA
電源トランスEI型300VA
ダンピングファクター80
トーンコントロール最大変化量±8dB、ターンオーバー周波数切替式
BASS : 150 / 300 / 600Hz、TREBLE : 1.5k / 3k / 6kHz
電源電圧AC100V(50 / 60Hz)
消費電力117W(電気用品安全法の規定による)
40W(無信号時)
外形寸法400(幅)×169(高さ)×330(奥行き)mm
奥行きは前面ノブ24mm、背面端子27mmを含む
重量15.0kg(本体)
付属品リモコン(RA-19)、電源ケーブル(JPA-10000 : 極性マーク付)
※規格および外観は予告なく変更することがあります。

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