ヴァイオリンがその素晴らしい音色を弦の振動とボディの鳴りで創り上げるように、オーディオ・コンポーネントも音楽を演奏する楽器の一部として、積極的にその演奏に参加するというアプローチがあっても良いのではないでしょうか？

ラックスマン製品の筐体構造はこのような思想のもと、使用されるパーツの音響特性を生かしながら、情感豊かな表現力を創り出すように設計されてきました。
こうした長年にわたり蓄積された筐体チューニングのノウハウを投入し誕生したのが、オーディオ・アーティキュレーション・ボードAB-1です。

AB-1は自然素材とメタル素材を複合的に組み合わせた、独自の4層フローティング・コンボフレックス構造で構成されています。
各素材の持つ振動モードの差を利用して、音質を損なう有害な振動を徹底排除することにより、次のようにオーディオ特性を改善しています。

　■音像定位と解像度の向上
　■聴感上のS/N比改善

更に、音楽の波動に共鳴する適度なレゾナンスを意図的にコントロールすることで、

　■生々しい空間表現
　■豊かな臨場感

などを体感することが出来ます。
このようにAB-1は、振動を制御するだけでなく音楽を楽しむというコンセプトで、アジャストされた「オーディオ調音ボード」です。