クリーン電源システム
ES-1200
コンポーネントの真価を引き出す画期的なクリーン電源システム
発売：2016年11月
希望小売価格（税抜）：¥
580,000
（2022年11月 価格改定 ￥600,000）
オーディオ機器を動作させるためのエネルギー源である「電源」。その品質はリスニングの満足度を決めるうえで、極めて重要なファクターです。しかしながら、家庭内には電源を歪ませたりノイズを発生したりする電気製品が数多く存在し、ピュアな信号伝達を目的とするオーディオ機器にとって、ハイファイ性能を著しく阻害する原因となっています。ラックスマン初のクリーン電源システムES-1200は、家庭用AC100Vの電源を新開発のシンクロナイズド・デルタ・コレクター・サーキット (サイン波形差分同期補正回路) により低歪化。さまざまなオーディオ機器に最大1,200VA (内部損失分を含む) のクリーンな電源電力を供給することで、コンポーネント本来のベストな動作環境とポテンシャルを引き出す電源システムです。
電源回路
ES-1200は、電源の歪やノイズを取り去り、オーディオ機器にとって理想的な電源エネルギーを作り出す電圧補正型のクリーン電源システムです。入力された電源は、内蔵されたPCMデジタル50kHz/16bitの高解像度サイン波形データ (50Hz／60Hz自動切替) と精確なタイミングで比較され、その差分演算出力のみを補正信号として処理する新開発のシンクロナイズド・デルタ・コレクター・サーキット (サイン波形差分同期補正回路) によって、徹底的に低歪化 (AC90～110Vの広範囲な入力電圧に対応) 。出力を6パラレル接続のパワー素子によって増幅することで、最大1,200VA (内部損失分を含む) の電源電力を確保しています。また、補正処理は電源のコールド (NEUTRAL) 側のみで行い、ホット (LIVE) 側の入出力間には直列に挿入される部品が存在しないダイレクト・カップリング方式を採用。オーディオ機器のトランジェント特性を損なわない、負荷変動への高速応答性を実現しています。さらに、ACアウトレットには2口ごとに独立した高周波ノイズフィルターを装着。電源波形の歪補正のみならず、電源に混入した高調波ノイズの排除もおこないます。
機構、装備等
ES-1200の外観は、他のラックスマン製コンポーネントとマッチングする精緻なブラスターホワイトのパネル仕上げ。超高効率電源回路を搭載したことで、軽量サイズ (17.5kg) の筐体を実現しました。背面には高品質・高信頼性を誇るパナソニック製ホスピタルグレードのACアウトレットを8出力装着。電源スイッチと連動するサーキット・プロテクターや、一定内部温度以上で動作する強制空冷用静音ファンなど万全のプロテクション機能も装備しています。フロントパネルには、電源の使用状況をリアルタイムに視覚化する8段階のLEDアウトプット・レベルメーターと、さらに細かなステータス (入出力電圧、入出力歪率、出力VA) を表示する7セグメントLEDによるマルチファンクション・ディスプレイを搭載。ACインレットには金メッキと非磁性処理を施した高音質パーツを、インシュレーターには共振が起こりにくいグラデーション鋳鉄製レッグを装着。電源ケーブルには、3.5スクエア・ノンツイスト構造の極太ケーブルJPA-15000を付属。そして、独自のプレミアム延長保証適用により無償保証期間は7年間とサポート体制も万全です。
※ES-1200を活用していただくための特別編集冊子「オーディオシステムの電源環境を改善するクリーン電源システムES-1200徹底解説」をご用意しています。ぜひご覧ください。
ギャラリー
スペック
| 定格出力容量 | 1,200VA (内部損失分を含む) |
|---|---|
| 最大ピーク電力 | 2,000VA |
| 定格出力電圧 | AC100±1V |
| 出力周波数 | 50 / 60Hz (入力周波数に同期) |
| 出力波形歪率 | 0.1%以下 |
| 定格入力電圧 | AC100V (入力電圧範囲 AC90V ～ 110V) |
| 入力周波数 | 50 / 60Hz |
|---|---|
| 冷却方式 | 自然空冷 ＋ 強制空冷 (一定内部温度以上で動作) |
| 消費電力 | 20W (無負荷時) |
| 外形寸法 | 440 (幅) × 179 (高さ) × 421 (奥行き) mm 奥行きは前面窓3mm、背面端子12mm含む |
| 重量 | 17.5kg (本体)、21.4kg (標準梱包) |
| 付属品 | 電源ケーブル (JPA-15000 ： 極性マーク付) |
※規格および外観は予告なく変更することがあります。
※マルチファンクション・ディスプレイに表示される出力電力は皮相電力（VA）のため、接続している機器の消費電力（W）よりも大きな値となります。
※出力電力が定格の1,200VAを超えた場合、安全のためサーキット・プロテクターが作動し電源がOFFになります。
※出力電力が定格の1,200VAを超えた場合、安全のためサーキット・プロテクターが作動し電源がOFFになります。