よくある質問

カーオーディオ

  • Q. BTL(ブリッジ)接続とはどういう意味ですか?
    A.

    BTLとはBalanced Transformer Lessの略で、M-70fやCM-20000(カー用)などのステレオパワーアンプの2つ(LとR)のスピーカー出力をブリッジ配線してハイパワーなモノラルパワーアンプとして使用する接続方法です。
    ラックスマンのステレオパワーアンプではBTLスイッチをONにし、左(L)チャンネルに信号を入力すると、右(R)のチャンネルには内部で作られた左(L)チャンネルの逆相信号が入力され、スピーカー出力の+同士をスピーカーに接続(L出力の+をスピーカーの+、R出力の+をスピーカーの-)することで実現できます。
    電源の余裕度によりますが、理論的には出力電圧は通常接続時の2倍(電力(W)は4倍)得られます。
    音質的には、回路のグラウンドに出力の信号電流が流れないことによる、アンプの帰還ラインの混変調歪の低減と、出力電流による電源の変動が±で逆相に発生することで、それらが完全に打ち消しあい、変動が全く無い理想的な電源とみなせる、などのメリットがあります。対して、音楽信号の経由する回路規模が倍になることで、音の瑞々しさが失われがち、という意見もあり、ステレオパワーアンプを2台使用するときには常にバイアンプ駆動にするかBTL駆動にするかで楽しい悩みは尽きません。

  • Q. ダンピングファクター(DF)とはどのような意味ですか?
    A.

    ダンピングファクター(DF)の数値はアンプのスピーカーに対する制動力の性能をあらわしています。
    具体的には、アンプの出力インピーダンスがスピーカーのインピーダンスに対して、どれだけ小さいかを数値にしたもので、例えば8Ω負荷時のダンピングファクターが100のアンプの出力インピーダンスは8Ω÷100=0.08Ωとなります。ダンピングファクターの値が小さいと、アンプからスピーカーに送り込んだ音楽信号の電流が逆起電圧を発生させ、それによってスピーカーがまた振動してしまうという現象を引き起こしてしまいます。いわゆる「たるんだ低音」という表現がされるとき、この原因による場合があります。ダンピングファクターの優れたアンプでは、充分に出力インピーダンスが小さいため、スピーカーが再度振動することによるだぶつきが発生せず、本来音楽に含まれていない余計な余韻の無いしまった低音を出すことができるわけです。

  • Q. アンプの音が途切れたり、全く出なかったりします。対策はありますか?
    A.

    様々な原因が考えられますが、まず、ケーブルの接続を再度ご確認ください。
    音量の位置によって症状に変化がある場合、ボリュームの接触不良(ガリ等)の可能性があります。それ以外の場合も含め、サービスセンターまでお問い合わせください。

  • Q. 音が片チャンネル(右か左)しか出ません。対策はありますか?
    A.

    様々な原因が考えられますが、まず、ケーブルの接続や各種調整ボリューム/スイッチが正しい位置にあることを再度ご確認ください。
    それでも改善されない場合、入力ケーブルの左右を入れ替えてみて、もし出ない音が左右で入れ替わった場合は、ソース機器(CDなど)の不具合の可能性があります。入れ替わらない場合はアンプの故障のおそれがありますので、サービスセンターまでお問い合わせください。

  • Q. 製品の試聴はどこでできますか?
    A.

    全国各地の取り扱い販売店にて試聴可能です。詳しくは、取り扱い店ページをご覧の上、直接販売店にお問い合わせください。

  • Q. 製品の取扱説明書を買うことはできますか?
    A.

    一部の製品分を除き、原本またはコピーの購入が可能です。価格等は本社サービスセンターまでお問い合わせください。

  • Q. アース端子は何のためにあるのですか?
    A.

    コントロールアンプのアース端子の場合、アナログプレーヤーのアース線をここに固定することで、シャーシ間が接続され、ハムが発生しなくなります。パワーアンプなどを含め、それ以外の用途では、他の機器を接続した場合のノイズの低減をはかるためのものです。安全のためのアースではありません。

  • Q. ODNFとはどういう意味ですか?
    A.

    Only Distortion Negative Feedbackの略で、優れた特性の裸アンプに、出力と入力の差分により検出された歪成分だけをフィードバックする高性能な帰還回路です。
    1999年にカーオーディオ用パワーアンプCM-2100に初採用され、その後2000年にコントロールアンプC-7f、パワーアンプM-7fへの搭載で高評価を得ました。2006年現在、バージョンは2.4に進化し、ラックスマンのアンプ製品を支える大切な基幹技術となっています。

  • Q. カー用パワーアンプ使用時にスピーカーからヒューヒューとノイズが出ます。対策はありますか?
    A.

    運転中など、エンジンの回転数によってノイズの音(周波数)が変化する場合、車のオルタネーターもしくはイグニションノイズが混入しています。アンプの電源をバッテリーから直接配線したり、ノイズ対策用のフィルターなどを挿入することで、改善する可能性がありますので、インストールを依頼した販売店、もしくはサービスセンターまでお問い合わせください。